通訳スタイル徹底解説:同時通訳・逐次通訳・ウィスパリングの違いと体験談
- Kyulchan Jung
- 2025年10月1日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年10月6日
通訳にはさまざまなスタイルがありますが、特によく使われるのが 同時通訳(Simultaneous Interpreting)、逐次通訳(Consecutive Interpreting)、ウィスパリング(Whisper Interpreting) の3つです。
「どの場面で使えばいいの?」「メリット・デメリットは?」という疑問を、僕自身の体験も交えて紹介します。
国際会議、ビジネス交渉、観光視察など、それぞれの通訳スタイルを理解しておくことで、実際に依頼するときに役立ちます。
🎧 同時通訳(Simultaneous Interpreting)
特徴・用途
話者の発言とほぼ同時に訳すスタイル。国際会議や式典など、大人数が集まる場で多用されます。
実体験から
僕も某行事で同時通訳を担当しましたが、これは本当に「頭脳のスポーツ」でした。耳で聞いた瞬間に頭の中で変換し、自然な日本語にして口から出す。話者が早口になったり専門用語を連発したりすると、瞬時に反応し続けるしかありません。集中力を切らさないのは大変ですが、その分、無事に乗り切ったときの達成感は格別です。
メリット
会議やイベントの流れを止めない
多人数に一度で対応できる
デメリット
専用機材や複数通訳者が必要でコストが高い
精神的・体力的な負担が大きく、経験値も必要
📝 逐次通訳(Consecutive Interpreting)
特徴・用途
話者がひと区切り話した後に、通訳者がまとめて訳す方法。ビジネス会議や公式発表などでよく使われます。
実体験から
済州商工会との交流イベントでは逐次通訳を担当しました。発言をメモに取りながら、どうすれば「言葉」だけでなく「雰囲気」や「想い」まで正確に届けられるかを常に考えていました。相手が「まさにそれを言いたかった!」と頷いた瞬間は、通訳者として大きなやりがいを感じる瞬間です。
メリット
正確さ・ニュアンスをしっかり伝えられる
機材が不要でシンプルに導入できる
デメリット
発言と通訳を交互に行うため時間が倍近くかかる
長時間になると参加者の集中力が切れやすい
🤫 ウィスパリング(Whisper Interpreting)
特徴・用途
通訳者が耳元で小声で同時通訳を行うスタイル。少人数の商談や視察で、参加者の一部だけが通訳を必要とするときに使われます。
実体験から
韓国からの視察団を案内した際にウィスパリングを使いました。横に付き添いながらささやきで伝えるので、臨場感を保ったままやり取りができ、参加者との距離もぐっと縮まります。ただし長時間続けると声も喉も疲れますし、同時に複数人へは対応できません。
メリット
機材不要で気軽に対応できる
会話のテンポを崩さない
デメリット
一度に対応できる人数が限られる
静かな会場では声が気になることも
まとめ:通訳スタイルの選び方
大規模な会議や国際イベント → 同時通訳(スピードと効率)
商談や公式発表など少人数の場 → 逐次通訳(正確さと安心感)
視察や臨機応変な対応が必要な場 → ウィスパリング(柔軟さと親近感)
通訳は単なる言葉の置き換えではなく、文化や感情をつなぐ「橋渡し」です。僕自身、学生時代から国際交流の現場で通訳を担当する中で、スタイルの選び方ひとつで雰囲気や成果が大きく変わることを実感してきました。


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